CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2023-12-06
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
2024年に増収増益を達成するためにすべきこと


eパチは現状市場への影響は少ない


12月に入り新台も導入され、後半に控えてるビッグコンテンツの機械が導入されることを待つ状況になっております。
10月、11月の営業を振り返ってみると機歴ばかりでしたが、その中でも期待されているeパチが導入されました。
11月のパチンコの売上は10月対比で

4円95.8%
1円97%


という状況でした。
市場への導入が少ないのもあるため、市場への影響はなく、多台数いけたとしても業績があがるかどうかは厳しい状況が常に続いています。

今のパチンコのスペックは限界を迎えてるため、4円が復活するにはまだピースが足りなさすぎる状況。来年3月から控えているラッキートリガーでは市場の回復は期待出来ません。
その次に控えている話題次第では、次のステップが見えそうなので期待しております。

スロットの時代はまだまだ続きそうだが…?


一方、スロットは機歴ではあるものの、あまりにも期待はずれな機械が登場しましたね。
問題点としては、情報を偽ってたとしか思えないコイン単価ですね。

多少のブレがあるレベルではないですし、あのコンテンツにおいてTYがどうこうの問題ではなく、TY単価がひどく低いのが問題でした。今後もこのような状況が続くとすると信用問題に関わってきますね。

普通以下の機種しか出ていない20円スロットですが売上前月対比では100.2%となっており、全体:98%となりました。
スロットの時代はまだまだ続きそうですが、1機種多台数もてる機種はあまり芳しくない状況ですね。
仮にバジが導入されたとしても、カバネリや北斗の台数が大きく減ることもないため、この2機種は週末を始めとした強化策はきちんと組むようにしましょう。

好調の成功のポイントはやはり集客とピーク日の作り込み


私の支援先が6店舗ほど20円S増台を実施しました。
やはり全店調子がよく、特にピーク日の稼働がよいですね。
200台以下の店舗から1,000台級まで実施し、どれも好調です。
好調の成功のポイントはやはり集客とピーク日の作り込みです。

私の支援先はどこも土曜日を強化するようにしており、土曜日がひとつ集客の起点となっております。
そこが休日対比で一定数以上作れるようになってきたら次の集客日をつくります。
今で言うと北斗を早急に稼働を上げる必要があるため、7の付く日を強化するようにしています。

そこでも一定数稼働あげられたなら、さらに3の付く日を…といったようにあげていきます。
そうすることで、稼働は上がっていき、何よりも夜稼働が増えてくるようになります。

付き合うメーカー台数の明確化をしよう


スロットの増台を実施するにあたって障壁となってくるのは、何の機種を入れるか?という会話になります。わたしはずっと言ってますが何でも良いし、バラエティで良いと言ってます。

機械集客特に新台集客はものにもよりますがリスクが高いですね。
機歴もあまりにも酷い状況のため、そこにかけるのもバカバカしいですし、その機械が当たる保証もないためです。そのため欠品機種を補うかたちで問題ありません。

来年の機械台予算の考え方のひとつとして、「付き合うメーカー台数の明確化」があります。
とある法人は、PS共に絶好調の○○と、Sの作り込みが上手い○○と、来年4月に最新機種を控えている○○の3社とはまともに付き合いをし、それ以外のメーカーは年間に機歴を入れても5以上買わないとしています。

変わりにメインが入らなくとも中古でいくらでも買うようにそこに予算を振り分けてます。
今や新台で購入しても売却する権利も与えてくれない業界なので、よりそこの動きが必要になりますね。

諦めることなく、前を向くことを忘れずに行動あるのみ


今回はやや風刺が過ぎましたが、この業界をなんとかしなければならないという中で、あまりにもホール側に不利益しかないように感じます。過去最高益等の四半期決算が出る度に全法人怒り心頭だと思います。私の支援先で1店舗経営の法人がありますが、諦めることなく営業を続けて半年で月粗利2倍以上を達成しております。

諦めることなく、前を向くことを忘れずに行動あるのみだと思います。
そんなホールの足を引っ張ることをして欲しくないなと思った次第でした。
このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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