いつも現役ユーザーコンサル渡邊のコラムを見てくださりありがとうございます。
まだまだ暑い日が続きますが体調にはお気をつけください。

今年の7/7ももちろん参戦しました。中間設定しかツモれなかったですが引きもあり+7,000枚勝ちしましたが去年よりも明らかにユーザーの加熱感、動きが違いましたね。
このピークを制する動きが店舗のV字回復には絶対必要だなと肌で感じました。

お盆商戦

8月に入りもうすぐお盆商戦がやってきます。
コロナ市場からの再起をはかってる状況の中で、この商戦によっては撤退を考えなければならなくなるホールが出てくることになってしまうため、準備は万全にしているとこが多いことかと思います。

7月の状況から言うと、



という状況でした。
7月は前半後半で大きく乖離があり、
7/1-7/15まででみると



という状況だったため、7/7の破壊力がみえる状況でした。
過去の数字はあくまでもただの結果ですが、御社の店舗状況はいかがでしょうか？
きちんと上記の平均値が越えられていますか？
もし越えられていないならば、仕掛け全体を見直して行く必要があります。

依然スロットの市場が続いてる状況

相変わらずスロットの市場が続いてる状況であり、パチンコは数機種を除いて目も当てられない状況が続いていることから、今回の7月、8月での大きな仕掛けはP減台、S増台が多かったですね。

競合が休みを取って仕掛けをするとなると容易に予想が出来た状況かと思います。
アップトレンドの波に乗り、上がる時は平均以上に上げて、下がる時は平均よりも下がらないようにするための施策が必要となるため、8月以降の魔の9,10,11月の仕掛けは組んでいくようにしましょう。

準備で下限品質を担保しておかないと痛い目をみる

12月までの機械ラインナップが続々決まってきましたね。
延期に延期を重ねて、少々物足りなさを感じることもあるため、北斗でどれだけ突き抜けられるかを見据えておかないと、乗り遅れたホールは更に差を広げられることになります。

ここの準備は下限品質を担保しておかないと痛い目をみることになると思います。

中古の値段も落ちてくるため、新台だけでなくここでの仕掛けを検討する必要がありそうです。
前回のコラムでも2倍単価の仕掛けを提案したことから、ここでの閑散期はそちらを取り組まれるホールが多そうですね。

それ以外でいうと、ライト以下の強化が効くかと思います。実際に強いホールは1/150以下の強化に力を入れておりますし、中国地方のエリアではこのスペック帯の機械で客数比率3%を超えているエリアもありました。20万前後で購入出来るため、ここは狙いどころでした。

スロットにおいては、高単価どころの機械をしっかりと揃えていくことをおすすめします。
ただ、1台購入では粗利が取れない傾向が非常に強いため、最低でも3台以上を設置するようにしましょう。

年内で必要な動きは「パチンコは厳しく、スロットで攻める」

ここで少し年内で必要な動きを整理します。

「パチンコは厳しく、スロットで攻める」

この流れは変わりません。
具体的に言うと、

店舗の業績は昨対130%アップ→P 90%、S150%アップ

という流れが必要です。
今のこの機械マーケットの中で業績を作っていく中で、バラエティ戦略を取り組まれていない法人ならば新台購入は必須となります。
バラエティ戦略は散々取り上げているので過去のコラムをご覧下さい。

スロットメーカーとは優先順位をつけてしっかり付き合う必要がある

今スロットメーカーで絶対に付き合うべきメーカー3社(立場上出せませんので想像してください)あります。+1社ありますが、ATメインで話を進めます。
この、3社との取引をしていく上で、思うように取引出来ていない企業も多いことかとは思いますが、1社は設備導入でなんとかなるため、年末のS増台の仕掛けをすることによりなんとかしましょう。

残りの2社に関してはそういう取引がないため、しっかりと買う以外ありません。
パチンコでもスロットでもヒットを出せるメーカーとの付き合いを考えると優先順位は1社に決まってしまうため、そこは嫌々ながらでもしっかり付き合う必要があります。

よく質問で怒りを聞くことは多いのですが、そこはもう仕方ないで通すしかなく、好き嫌いもわかるのですがここはやむなしかと思います。
なんせ装置産業ですから、機械さえ買っていれば売上は作れます。

年末は思ったよりも動きはないが先に動いていく必要

この話をしたということで、年内の動きの想像が付くかとは思いますが、年末は思ったよりも動きはありません。年明けに続々と動いてくる流れがあります。

「年内はゆっくりで大丈夫、年明けに動こう」というゆったりとした動きではなく、先に動いてください。最初に述べたように、アップトレンドに乗りながらさらに爆発させる必要があるため、動いてないからといって乗り遅れてるようでは置いていかれることになります。

私のバラエティ戦略でも機械がなくても続々と業績を上げられていますが、そうはいっても世の中との乖離があればあるほど初期投資はかかるようになるため注意が必要です。

立場上、コラムで言うことは制限されていますが、弊社セミナーや各組合、青年部などの講演で言った部分と照らし合わせたらわかるかと思いますので、年内のスケジュールを立てておいてください。