スマスロは救世主ではないと証明した1ヶ月

2023年早くも1ヶ月が過ぎました。
1月は新機種も特になく、店舗としての仕掛けの有り無しが大きく左右していました。
ユニットも多少導入することが出来てるところが多くスマスロも導入店舗が増えてきています。

前回からお伝えしているとおりの結果になっており、「スマスロが救世主になる」と思っていたホールには今ひとつの結果かと思います。

あくまでもスマスロは機種の1つでしかないですし、スロット全体で何かをしようとしないと業績があがっていませんでした。

私の支援先である200台のスロット専門店は12月、1月と最高の結果でした。
去年対比はもちろんのこと、コロナ前の水準にまで復活をしております。
今月の日売も、去年1月対比で162%の状況です。スマスロは6台です。

ここまで業績があがっているのもスマスロのおかげではないことは台数からもわかると思います。

増収増益ができた店舗のポイントは?

ポイントは、ピーク日アップとバラエティの活用でした。
スマスロが導入される前の8月から仕掛けをしており、週末の強化を行っています。
ピーク日には1番人気機種は利益運用を行い、その他バラエティ機種を薄利で運用しています。

配置にも拘っており、人気のある6.5号機などの機械は一等立地ではなく、3番立地にもってきており、ほかのバラエティ機械を動かすための呼び水としています。
バラエティコーナーを蔑ろにしている店舗が特に業績を落としている傾向もあることから、バラエティを少しでも動かすことで売上粗利が作りやすい状況にします。

456投入率を25%にして粗利率が-5%を超える店舗なんかは、ここのバラエティの取り組みをする方がベターですね。
支援先に関しては、それだけ投入しても11.2割分岐で黒字で済むようになってきています。なので、月間の粗利率を大きく下げることなく、稼働アップが出来るようになりました。

これらを3ヶ月続けて、結果的に大きく増収増益が出来ています。
この店舗の2023年の粗利目標は、2022年の200%という数字を出していますが、達成出来る流れとなっています。

スマスロは当たり…ではスマパチは?

私はスマスロは当たりだと思います。
しっかりと増収増益に貢献をしてくれています。あまりよろしくない状況の店舗は、そもそもスロットで業績をあげに行く取り組みをしていない可能性が高いです。
上げようとしていたとしても、シナリオを作った上で3ヶ月、半年プランで行っているかが大事なポイントです。

ではスマパチはどうでしょう？
4月に導入されますが、導入してどうなるのでしょうか？
私はスマスロと同じと見ています。
入れただけでどうにかなるものではなく、スマパチをいれて4円を強化しにいく流れでないと正直厳しいと思います。

立ち位置を理解し自社にあった戦い方を徹底しよう

ただ、4月だけのスマパチのスタートダッシュはインパクト大きいかと思います。
スロットは頑張れても、パチンコを頑張れる店舗は多くなく、特に中小は厳しいのが現状です。
大手は間違いなく北斗もスマパチも攻めますので、そこに勝つためにはスロット特化しかないのも事実。

ただ、1番店をねらうのではなく、3番店前後の争いになってくると、下位の店舗はスマパチを買う余裕もないため、4円ミドル客を引き剥がすチャンスとなるでしょう。
そのため、5,6,7月の予算を少し前倒しにしてでも、北斗とスマパチをGW前にきちんと揃えに行くことは戦略に組み込んでも良いでしょうね。

スマパチは当たると思います。
ただ、いきなり救世主にはなりえません。
パチンコを頑張れる企業は1商圏に2店舗ほどかと思いますので、自店の立ち位置を理解し、自社にあった戦い方を徹底していきましょう。