悩みの種「12・1月のパチンコをどうするか？」

いつも御愛読を頂きありがとうございます。船井総研 パチンコ事業責任者の渡邉です。
年内のユニットがあらかた片付いてきました。早いところで2023/1にさらにどれくらい入るかも決まってきた企業もあります。

スマスロも導入が決まり、年内の仕掛けも決まったかと思います。
スロットで投資を決めたかと思いきやそこで悩みの種が出てきました。

それは12・1月のパチンコをどうするか？です。
牙狼やゴジエヴァなんかもそうですが、スペックが公開されて賛否両論あるかと思います。

エリアにもよりますが、売り方もなかなかの方法でパッケージにされたりと苦戦されてる店舗もあります。イメージは湧いているかと思いますが、ポジション別に説明したいと思います。

3番店以下はスロットで取り戻す

3番店以下の場合は特に問題なく、パチンコのマーケットが上位店舗に左右されてしまう状況で、エヴァ15やリゼロ、ユニコーンすらも多台数持っていないかと思います。そのため、パチンコに中途半端に振ることなく、パチンコの売が多少下がったとしても、スロットで取り戻すことができます。

なのでスロットに全振りが出来るわけです。これからの1〜2年先までスロットをやり続けることで業績が上がることかと思います。

1番店は問題なし

1番店も問題ありません。
マーケットをコントロールできるだけでなく、機械にも余裕があるため、ユニットをしっかりと抑えながら、パチンコも購入することが出来るため、下位店舗との差をさらに広げることが出来ます。予算絞られると厳しいですが、スロット粗利よりもパチンコ粗利の方が高い傾向にあるため、売も粗利も上がり競合との差が広がります。

2・3番店はパチンコは最少台数でカバー、スロットに振り切る

2,3番店が厄介で、スマスロの導入はするものの、機歴の問題や、ユニットの問題で欲しいだけ入らない状況です。加えてパチンコが稼働している状況のため、パチンコの稼働が落ちるのではないか？1番店に台数負けたら取られるのではないか？となりやすいです。

マーケティング的には、全ての貸玉を全て中途半端にやってもらった方が勝ちやすくそれでは1番店に風穴を開けることも出来ません。

今の貸玉別、カテゴリー別のシェアにもよりますが、パチンコの良い機械の台数も負けているようならば、スロットに特化するのが良いでしょう。パチンコは今の客数を落とさずにどれだけの機械を購入するのかを意識して最少台数でカバーをし、残りはスロットに振り切るのが良いです。

限られた予算の中で戦っていく必要があるため、1番店とはどうしても予算の開きが出てきます。機械代に粗利率で差を付けられていても埋めることは難しいです。そのため中小企業はより一層スロットへの集客企画を組む必要があります。

ユーザーの属性別に送信が可能に! LINEの見直しが急務

特にLINEの見直しが急務かと思います。既にご存知のとおり、2023年にまた規則改正により厳しくなります。従量課金制はもちろんのこと、今までのプランも変更することになってしまいます。

ただ、その分LINEは進化をしており、ユーザーの属性別に送信することが擬似的に可能となっております。ジャグラー客はジャグラー、新台客は新台案内といったことが可能となります。

よりスロットでの集客を強めるために、頑張っていく必要のある部門なので、ここの対応を急いでいきましょう。