CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2021-03-10
執行役員COO
株式会社シー・エフ・ワイ   小川 鉄雄
パチスロエンジェルビーツによるアニメコンテンツの可能性


株式会社シー・エフ・ワイのコラム担当の小川です。

さて今回で5回目となる記事ですが今回はサミーさんから発売で4月に導入となる「パチスロエンジェルビーツ(Angel Beats!)」に関して気になったので記事にしてみる事にしてみました。


このエンジェルビーツですが2010年に深夜に放送されていた人気アニメです。
主題歌には、今や社会現象となった鬼滅の刃でご存知のLiSAさんが務め、彼女のメジャーデビューのきっかけとなったアニメです。
機種の情報としては6.1号機の差枚管理型の高純増AT機となっており、AT中の上乗せ性能に関しては設定差がないとの事でATに入れてしまえば低設定にもチャンスがある機種だそうです。


しかし、今回取り上げたかった内容はスペック面ではなくコンテンツの力がどの様に作用するかです。
以前からアニメ版権は各メーカーさんから販売されておりましたが昨年から今年にかけては特に多い印象を受けました。
スペック面での集客効果が厳しくなってきた中で、回遊性の高い若年層や今までパチンコを触ったことのない新規顧客へコンテンツでのアプローチが増えてきた中でどれぐらい市場への影響を及ぼしているのかが今回の機種で一つ判断材料になるのではないでしょうか。


パチスロエンジェルビーツですが収録楽曲が全33曲のうち約半分がLiSAさん関連の楽曲との事で、鬼滅の刃の「炎」をきっかけにLiSAさん関連の楽曲、アニメの視聴にも影響を及ぼしていると予想されます。
特に今回のエンジェルビーツはアニメファンの中ではかなり人気コンテンツとの事でLiSAさん効果も相まって来店効果に期待せざるを得ません。
もちろんコンテンツに胡坐をかかないで、しっかり前述した様なコンテンツ力やLiSAさんの楽曲等のアプローチをお客様にする事が前提です。


販売台数が約2,000台との事なので既存顧客の市場影響には限界があるとは思いますが新規のお客様がパチンコ・スロットに興味を持って頂けるきっかけとしては十分かと思います。
しかし不安要素としては楽曲を楽しむコンテンツでもあるのにも関わらず高純増機な点はミスマッチの様に感じます。
スペックに関してはコンテンツとのバランスをもう少し考慮して頂けるとより良い効果が得られるのではないでしょうか。
※決してメーカーさんの批判をしている訳ではございません。


何はともあれ今回のコンテンツは約10年前のコンテンツながら時代の後押しもありイチパチスロファンとしては期待しております。
逆に言ってしまうとこれだけのコンテンツで新規の流動効果がないとなるとこの先のアニメコンテンツの市場影響力に黄色信号がかかる可能性もあるかもしれません。
販売台数も影響力にあるとされていますが、パチンコ・パチスロを知らない方々からすればそれは既存ユーザーの動向での話でしかないので、あくまで新規の方々がエンジェルビーツをきっかけに遊技のきっかけになるかどうかです。


導入まであと1ヵ月ちょっとですが今からしっかり準備をしていきましょう。
販促に関してお困り事が御座いましたら下記お問い合わせボタンより是非ご相談下さいませ。



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このコラムを書いたのは
執行役員COO
株式会社シー・エフ・ワイ   小川 鉄雄

茨城県水戸市出身
パチンコ業界歴20年。
パチンコ店にて11年間ホール運営を経験し、幹部職として特に販促プロモーション現場にて活躍。
株式会社シー・エフ・ワイ入社後は、営業プレイヤー時代に顧客数0の状態から新規顧客を開拓し、グランドオープン案件を多数獲得。単月で当時の最高売上の4000万超を叩き出す。
その後は、広告事業本部を統括する本部長として5期連続増収増益を達成。
現在は執行役員COOとして、事業がパチンコ業界に貢献できるようシー・エフ・ワイを牽引し、セミナー企画や販促提案に奮闘している。
「経営者の思いが現場に伝わらない」「業界や社会の変化についていけない」「息子への事業継承」といった、経営者が抱える課題や悩みの相談にのることも多く、自身の業界経験を活かし、経営者と現場を繋ぐことによって、経営者の思いを実現している。