CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2025-08-27
リスペクトマインド株式会社 代表取締役   武内 臣介
繋がる力 お客様とお店を結ぶランチェスター戦略 『年末に向けた増客とライトミドルの可能性を探る』



こんにちは!リスペクトマインド(株)の武内臣介です。
お盆も終わり、8月も残りわずか。
LT3.0プラスやデカへそ機種などの認知を高める訴求も始まっていますが、今回のお盆施策でつくづく感じたことがあります。
それは、「私たち売り手が知っていることを、買い手であるお客様は知らない」ということです。
業界内では「LT3.0プラスは…」とか、「デカへそ機種は…」など、いろんな評価があります。
しかし、これはあくまでも現在のコアユーザーである既存顧客の方々の判断傾向です。
もちろん既存顧客の方々が稼働の中心を担っているので、その判断はとても重要だというのは当然ですが、『自店の増客は、自店の新規顧客開拓(ビギナー・ライトユーザー)からリピート顧客になっていただく絶対人数を増やすこと』です。
これは【知っている人の評価を大事にしながら、知らない人が知る取組み】に力を入れる必要がありますが、どうしても【知らない人が知る取組み】が弱くなってしまいます。
つくづく感じたことの「私たち売り手が知っていることを、買い手であるお客様は知らない」という前提で、【知らない人が知り、自分の好みの機種が見つかる】ために営業施策が十分だったかは、年末に向けて振り返る必要があると思います。

今回のコラムの前に、私のアメブロで『お盆からのリピート顧客増と、増客に向けたライトミドルの可能性』という号外コラムを書いています。
そちらも年末に向けた取組みとしてヒントにしていただければ幸いです。

号外コラムはこちら
武内臣介:(号外)『お盆からのリピート顧客増と、増客に向けたライトミドルの可能性』(P業界)

2025年5月にも号外コラムを書きましたが、お盆明けのタイミングからは≪現状を踏まえ、年末年始に向けて自店の機種をどのように育成するか?≫を考えることになりま…



今回は、ビギナーの方やライトユーザーの方がパチンコやスロットのファンになることを目指して、特にライトミドルの可能性について考えていこうと思います。

ビギナーからライトユーザー、そしてコアユーザーになるステップは?


5月のコラム、号外コラムでも書きましたが、『好きレベルが高まる体験価値』は、

  1. 当り体験
  2. 当り体験×交換体験(負けたとしても)
  3. 当り体験×交換体験×勝ち体験

の3段階があります。
[①<②<③]の順にパチンコやスロットを通じた遊びと、その機種が好きになるレベルも高まる体験価値になります。

スロットはジャグラーが知らなくても打てる機種なのと、比較的①と②を体験しやすいスペックなのでビギナーの方々が入口機種にするのは最適だと思っています。
そもそもスロットの基本的な遊び方は、3枚ベットしてスタートレバーでリールを回し、ビックやレギュラーが揃えば当りというのは子供の頃から比較的認知されています。
また、射幸性に関しても①と②を体験しやすく、大勝ちは無くても③も体験しやすい機種なので長らく愛されている機種にになっています。
ここから徐々にいろんな機種を遊技し、徐々にレパートリーを増やしていく流れです。
お店に足を運んでくだされば、販促物などで興味関心を高めることも可能になります。

パチンコも玉を打ってデジタルを回し、揃ったら当りという流れは認知はされています。
ここからは皆様も考察していただきたいのですが、あくまでも私の感覚と考え方による仮説なので、データから見たわけではないということは先にお伝えしておきます。

現在のパチンコに関しては、ほぼセブン機主体になっています。
そのような状況の中で①~③を体験してもらう可能性が高い機種はどのような確率帯なのか?の仮説を立てて、お店で販売促進をしていく必要性を感じます。
1/99の甘に関しては、そもそもお店の中にある販促物がメインになっていません。
よって、ビギナーの方の単独来店の場合には選択肢から外れる可能性があります。
パチンコに詳しい友人と一緒に来店し、友人が甘デジを勧めてくれるようなケースであれば良いのですが。
1/319以上のミドルに関しては、確率分母上で甘デジよりも①の体験は減ります。
確率通りで当たる場合の投資金額もかさむので、ビギナーの段階ではちょっとお勧めしにくくなります。
1/199前後のライトミドルに関しては、甘デジよりも①は下がりますが、ビギナーの方々が②と③を体験するバランスには可能性を感じます。
また、短時間遊技でワンチャンスの可能性もあるので、あまりレパートリーの無いライトユーザーの方にもレパートリー機種を持って欲しい確率帯です。

まあ…私自身が『短時間遊技&ワンチャンス&適度な勝ち額』を好むタイプなので、ちょっと考え方が偏るとは思っています。
デカへそ機種に関しては、1/319の確率でも1/199のライトミドルと同じような投資金額と短時間遊技が可能なのでビギナーやライトユーザーの方が楽しめる可能性は感じています。
もっと言うと、1/199のデカへそ機種なら、1/99の甘デジに近い短時間遊技でワンチャンスということもあるので、私個人のレパートリーになりやすいです。
(お小遣いも少ないので…トホホ)

増客の営業施策は繰り返し繰り返しやり続けることは必須!


少し話が変わりますが、≪繰り返し繰り返しチャレンジする≫ことについて触れておきます。
どのような商売も売上アップには2つの側面があります。
2つの側面は【ニーズ対応】と【ニーズ創造】です。
顕在ニーズに対して【ニーズ対応】するのと、潜在ニーズを探って【ニーズ創造】するというものです。
【ニーズ対応】は、既にお客様が認知しているものなので、人気機種を増台したり、スマスロやスマパチの設置比率を高めたりしながら『比率を変えてより好ましい状況』となる売上構成を作っていきます。
市場への浸透スピードはプロダクトライフサイクルも関係するので、ニーズ対応に関してはより多くの方に知って頂きながら売上の最大化を目指します。
【ニーズ創造】は、『ある欲求に対して価値提案することで、その欲求を満たす商品を新たな価値として認知してもらう』ことにチャレンジしてニーズを生み出すことになります。

今回のテーマにある『ライトミドル』をビギナーやライトユーザーの方々に提案するのは、どちらかというと【ニーズ創造】の側面が強いので、≪繰り返し繰り返しチャレンジする≫ことが必要になります。

本来は、現状の人気機種や定番機種がビギナーやライトユーザーの方々に適切であれば、それらの機種とつながってもらうことが手っ取り早いのですが。

人口減や可処分所得の減少などネガティブな側面もありますが、そのような外部要因の中でも『常に増客を目指した営業施策を繰り返す』ことが無ければ、そもそも自店のお客様が増えることはありません。
年3回の大型連休は繰り返し注視していますが、「久しぶりに来店してくれるお客様の遊技傾向は、基本的に知っているものを選択する」ことは昔からあまり変わりません。
これは白黒の話では無く、ライトユーザーの方々は機種の事をまったく知らないわけではないので、選択肢としては『最新台』『新台』『人気機種』『話題性を感じる機種』『知っているコンテンツ』『定番機種』などを自分の優先順位で判断します。
そこに、前述の≪①当り体験・②当り体験×交換体験(負けたとしても)・③当り体験×交換体験×勝ち体験≫の可能性が高まる機種やライトミドルの確率帯も訴求対象にして【ニーズ創造】にチャレンジすることが『増客』に関しては今後も重要な取組みになります。


おわりに


クライアント様には常々「お店のプロモーションはライトユーザーであまり情報を得ていない方々をイメージして実施する必要があります」とお伝えしています。
店内の販促物でライトユーザーのお客様が「楽しそう」「面白そう」という気持ちになり、実際に遊技して「楽しかった」「面白かった」「負けたけど次もチャレンジしてみよう」という気持ちを生み出すサポートがプロモーション(販売促進)です。

今回はライトミドルの確率帯がライトユーザーの方とつながる可能性を探ってみましたが、皆様としても他の機種や確率帯を活用するアイデアや考えがあると思います。
私の仮説が正しいわけではなく、いろんな仮説で全国の皆様がチャレンジすることで【新たなニーズ創造】のスピードも可能性も高まります。
その際には、必ずプロモーションの中に『お客様にとっての価値提案』となる言葉を入れる必要があります。
9月からも増客となる営業施策を繰り返しチャレンジすることで、価値提案の内容もブラッシュアップした内容で年末の仕掛けと精度が高まります。

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このコラムを書いたのは
リスペクトマインド株式会社 代表取締役   武内 臣介

パチンコ業界に1989年から関わり、日拓では最年少店長で10ヶ月連続店舗表彰や最年少営業職などを歴任し、若手として数々の実績を出し、転職したホール企業では5年間パチンコ50000発、スロット18000枚を1ヶ月も下回らない実績を残す。

2007年の独立後は、ホール企業様の支援を、ホールの専門家として完全応用した『勝つ為のランチェスター戦略』と『差別化価値を作る【コト視点の価値づくり】』で業績向上の結果を出すことと、勝ち抜く社内戦略家育成を継続実施中。
ランチェスター協会の正式なランチェスター戦略インストラクターでもあり、ホール企業支援で業界随一の『勝ち抜くランチェスター戦略』の使い手。
また、パチンコ業界外からの依頼も多く、『コト視点の価値づくり』『火種人材育成』は、魅力的な人材を組織に増やすだけでなく、強力なチームワークの組織にするカリキュラムとして人気が高い。

近年では、業界最大セミナーのJAPaNセミナーに毎年連続登壇し、受講者数上位講師としても活躍している。