CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2024-06-05
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
お盆に向けた集客最大化術。最高のGWを過ごせたかどうかは○○に依存してたかどうか?



皆様こんにちは。船井総合研究所 パチンコ事業部責任者の渡邊龍信です。
2024年も半分が終わりそうですね。あっという間に時間は流れており、コロナという言葉すらも聞かなくなり、旅行観光客爆増中となっております。

仕掛け方に大きく差が出た5月


GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
GW手前の目玉機種である番長4が導入され、大いに盛り上がる結果を見せることが出来たでしょうか?
良くGW明けた落ち込みが酷いとは言いますが、今年もそのような状況でした。
特に旅行観光客の日程分散が多く、GWがインバウンドの流れもあることから混雑を避けて旅行をする人も多いという状況でしたね。

今年の5月売上は
先月対比で

4円98%
1円98%
20円101%
全体100%

でした。ちなみに

2023年の5月は4月対比で100%
2022年の5月は4月対比で103%
2021年の5月は4月対比で104%

となっております。

5月の伸び率が落ちていってるようには見えますが、総客数は増えています。
ちなみにコロナ以前の4,5月対比は101%となっております。

5月の昨年対比売上は

4円88%
1円98%
20円103%
全体100%


となっております。

2023年は北斗があったこともあり、4,5月と市場は盛り上がってましたが、そこよりも下がらず安心したという感想でした。
4月は新店や大型の仕掛けも多かったのですが、仕掛け方に大きく差が出たなと感じました。

集客策は今の時流をきちんと捉えて


辛辣な言い方をすると、「集客策をサボった店」はかなり厳しい状況だったのではないでしょうか。
いろんな店舗を視察に行きました。酷い状況の店舗も多く、地域1番台数の大型店出店でもありながら、集客策をサボったことによりグランドオープン12日目にして、稼働率が16%を下回っている店もありました。

さすがに焦ったのか、そこから過度な集客を試みてましたが、それでもあまりふるっていない状況です。今と数年前とでは集客策は様変わりしています。

時流を読み、
いかにターゲットを明確にし、
いかにその層を集客するのか?
そこにどれだけの時間とお金をかけるのか?

を考える必要がありますね。

ただグランドオープンして、
とりあえず機械揃えて、
昔の台数比率のまま、
で戦っても悲惨な状況が目に見えてます。

今の時流をきちんと捉えて、行動できる人をあてがわないと、余計に資金が必要となるため注意しましょう。

詰将棋をしていくように効率的に仕掛けを組んでいこう


5月を終え数字をチェックすると、明確に業績に結果が現れていました。
特にGW期間中とその後の取り組みです。
今年のGWは最長で10日ありました。

そのため、前半休みと後半休みの2回に分けて集客策を組んでるところが多かったですね。
ここはほとんどの法人が出来ていました。
一方でGW明けに仕掛けが出来ているところに違いが現れましたね。
GW明けの特定日や週末に集客策を組んでいるところが今回大きくシェアを伸ばしている結果が出ています。

ここで考えないといけないことは、

人を集める仕掛け

人を減らさない仕掛け

となっており、ここでの予算分配が必要となってます。

本来、GWは粗利を取りたい日程です。
競合が何も仕掛けて来ない場合(うちが上位店舗)は、人を集める仕掛けをしてより集客をする。逆に競合が仕掛けて来る場合、人を集める仕掛けをしても出玉勝負になるため、人を減らさない仕掛けをし、GWが明けたタイミングで人を集める仕掛けをするようにします。

時と場合によりますが、効率的に仕掛けをしていかなければ、お金がいくらあっても足りません。自店のポジションとタイミングを明確にして、詰将棋をしていくように仕掛けを組んでいきましょう。

話題機に依存せず、強化し続ける必要がある


2つ目は「話題機に依存してたか」です。
今回は話題機が入りましたが、稼働としてはあまりふるっておらず、そこを頼りにしていた店舗は打撃を受けました。さらに増産禁止になるような機械もありましたが、そこに期待し過ぎた店舗もあります。
はっきり言いますと、「中古機相場が高いのが良い機種」と思っていませんか?

相関はあるのですが、それが全てではありません。

「値段が下がったからもうダメ」
「高い機械を買う」

という完全に間違った認識を持ってる会社を多く見ます。
話題機が入ったことで値段が下がったその機械を「ダメだ」と判断して、そこでの仕掛けをやめた店舗は、今後も同じことの繰り返しをするでしょう。

話題機が出れば一瞬移動するのは当然です。
普段北斗打ってても、他の機械を打ちたくなるでしょう。それでも自店舗のオリジナル機種をどこまで強化出来るかをやり続けなければなりません。でなければ、資金有利の大手に包み込まれてただ終わるだけです。立地も規模もブランドも負けているのに、その同じ土俵で勝負しようとしているところが多く散見されます。

私の支援先はヴァルブレイブを30台保有してますが、番長導入以降で40台にしています。
そこでの稼働はとどまることを知らず上がり続けています。

話題機が大量に入るからではなく、既存の機械をどこまで育成出来るか?
そこにマーケットはあるのか?

を意識して強化し続ける必要が対大手との戦い方です。

今のパチンコマーケットに必要なのは甘デジライト


このコラムで質問を送ってくれるありがたい読者がいます。いつもありがとうございます。そういった方にはなるべく個別でご連絡していますが、誰が読んでるかわからないここでの話は出来ないことが多すぎます。

今回は8月のパチンコ、スロットの機種の質問が多く寄せられておりました。
売り方はなかなかですが、ここをいかないとその後の本命に影響をしてしまいますね。
今における最新スペックもすぐに更新がされます。射幸性をぐんぐんあげる方向に向いてて、スマパチを導入しなさいという空気感をひしひしと感じるのはわかるのですが、
私は今のパチンコマーケットに必要なのは甘デジライトだと思っております。

このスペックにおけるユーザーの減少がマーケットの減少に大きく繋がっていて、店舗稼働にも繋がっていると見てます。
4円パチンコはどの店舗もかなり苦戦している状況です。それでも何とかなってるのは新台を大量に買い続けてるからで、新台が出てこないと業績が落ちるということから、自転車操業になってます。

4円の好調店舗は、メイン機の台数比率を15%以下に抑えており、甘デジ、ライト比率を高く持ち高稼働させております。
甘デジ、ライト部門は仕掛けが直で大当たり回数にも反映してくることから、稼働を上げやすい部門で、ミドルは仕掛けをしてもハマる時はハマるかつ、赤字になり店としても続けられない部門です。

近隣店舗の4円が良い店を研究して、動いてる甘デジライト部門の導入、増台、仕掛けをしていくと、4円稼働も比較的安定します。
なので、そこの新台が続々でてくることを願っております。

スロットのトレンドはまだまだ続く


お盆までの機械も大方出揃い、仕掛けが決定してきたかと思います。
8月の機械に期待し続けることよりもその次の展開を予測していきましょう。
どちらにせよ、スロットのトレンドはまだまだ続いていくので、ここで上手くいってる店舗を視察しにいくことをオススメします。
このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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