いつもコラムを御愛読頂きありがとうございます。
船井総研パチンコ代表マネージャーの渡邊です。
GWに突入しました。今年は最長で10連休ということもあり、仕掛けを考えられた法人も多かったのでは無いでしょうか。

番長4の結果が露骨にマーケットに現れている

特に番長4に合わせて仕掛けを講じてるところが非常に多かったです。
その結果が露骨にマーケットに現れています。

■先月対比4月前半売

4円	82%
1円	86%
20円	85%
全体	85%

■昨年対比4月前半売

4円	78%
1円	89%
20円	96%
全体	87%

特に先月は話題の番長4もあることから、全ての仕掛けを後半に持っていき、前半は抜き営業が特に多かったかと思います。
起こったことは20円Sの先月対比大きくマイナスと市場ダウンです。

■先月対比4月全体売

先月対比

4円	93%
1円	96%
20円	96%
全体	95%

昨年対比4月全体売

4円	88%
1円	99%
20円	104%
全体	98%

4月は新店も多く、スロットによる増台の仕掛けも多く見られましたね。この比較から分かるように、「番長4、及び仕掛けの打ち控え 」が起こってました。
番長導入後の市場の伸びはたった1週間とはいえ、3月の数字と同等でした。

とは言うものの、2023年4月はスマスロ元年とも呼べる北斗の導入があったことこら、去年対比で落ちると思っている企業も多かったのですが、プラスでの着地で、市場が大きくなってることから安堵される状況となっております。

番長4が導入されたことにより、一時的にヴァル、からくりの数字が落ち、北斗の数字が横ばいからダウンとなっておりましたが、データを見ているとすぐにヴァルが復活、からくりが落ちたままで北斗が微増の動きが出ています。
早とちりをして判断を誤らないようにする必要ありです。

この流れから察するに、GW明けた瞬間の落ち込みは凄まじくなる可能性が高いです。
そのため、GW明けの施策はきちんと講じる必要があります。
特に番長に頼らず高単価の仕掛けを合わせて行うことが最大化に繋がります。

番長4の評価に関しては、毎月実施してる弊社スロット勉強会で触れてるのでここでは伏せておきますが、使い方と販促をしっかりと吟味してください。
でないと、周りは動くけどうちだけ動かないということが起きやすいです。

8月までのパチンコメインのイメージは？

さて、番長4が導入され8月までの機械が分かってきました。
それぞれがどうこう言うつもりは無いですが、皆様の頭の中から優先順位はきちんと付けましょう。
あれもいい、これも悪くないと選んでいって、メインが買えなくなることもあります。現実から目をそらすことはやめましょう。
8月までのパチンコメインのイメージが固まってきましたね。


の状況です。
そのためパチンコでやることが2,3しかないです。ここの仕掛けを徹底してやっていくことしかないため、いかに投資を抑えて手数を打つかを考えていきましょう。

スロットは高単価盛りだくさんだが…?

スロットに関しては高単価盛りだくさんの状況です。1部の機種を除いて、基本的には買いとなってます。
ただ、販売台数がおかしい機種があるため注意が必要なのもあります。鵜呑みにすると痛い目にあいますので気をつけてください。

仕掛けの数を多く持てるのですが、周りも負けじと仕掛けてきます。それに置いていかれないようにする必要がありますね。
全国的に来店イベントの解禁もありますから、こちらを視野に入れながらかと思います。
来店イベントは注意が必要で、コストパフォーマンスをしっかり見るようにしましょう。

特に金額20万以上(交通費は含めず)する演者で何人集まるのかは意識する必要があり、過去に輝いてた人も今では20人以下と集客力皆無な人や、聞いた事も無い人でも15万円以下で100人以上の集客をする人もいます。高い金額を払ってるのに、遊技もしない人もいるくらいのこともおきています。

ここの目利きは非常に大事ですので、代理店選びは慎重に行うのがいいですね。安くなった分来店の頻度を上げて稼働来店と粗利来店の使い分けを行うことで、効率的に売上をあげていきましょう。

LEDの購入には注意

直近でリニューアルをしている店舗が増えてきております。特に増えているのがLEDの導入になります。カッコイイスロット専門店も続々登場しており、LEDは迫力があり素晴らしいですね。私の支援先でも5社ほど実施しましたが、やはり圧巻となります。ただ、複数のリニューアルでこれ大丈夫かな？と思う内容があります。注意しなければならないのがLED事情となります。中国深圳がLEDシェア80%以上を保有してます。そのため、基本的にLEDは中国からの輸入になります。

LEDはテレビやデジタルサイネージと違い、手のひらサイズのパネルをいくつも繋ぎ合わせて出来ます。今の深圳で新しく作られてるLEDは基本的にピッチ数2.0以下(1個の玉のサイズ、解像度と認識してください)が当たり前です。私がリニューアルをかけた店舗で実施してもらいました。そして別の日にとある会社さんと大型LEDで話ましたが、同じサイズの金額が1.3倍くらい高くびっくりしました。

しかもピッチ数は3.0(玉が大きく解像度が低い)でした。LEDは確かにかっこよく、仕掛けとしてのインパクトは大きいのですが、市場価格というものがわからないため、言い値になっているところがあります。安い買い物ではないため、購入には注意をしましょう。

コストパフォーマンスを意識して、ど真ん中で勝負

8月のお盆商戦に向けて準備を進めてることかと思います。特にスロット増台や、スロット専門店の出店を考えられてることかと思います。
もちろん装置産業のため機械ありきです。その他はいかに非日常感を演出できるようにするかの物です。極力そちらは費用を抑えながら、コストパフォーマンスを意識して、ど真ん中で勝負をしていくようにしていきましょう。