CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2024-04-03
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
第一四半期を終えての感想と今後やるべきこと



皆様こんにちは。
船井総合研究所 渡邊龍信です。

LT機が市場に出てきました。こちらの感想は後にしますが、ユーザーに多少受け入れられても救世主にはなりえませんね。半年ほど前に書いた記事に求められているLTスペックを書いていますが、やはりそこが受け入れられるスペックのようです。

3月前半の売上は厳しかったが後半に追い上げ


3月の売上は先月対比で
全体102%
4円97%
1円97%
20円108%


去年対比では
全体119%
4円97%
1円108%
20円144%


となっております。

3月前半は先月対比
全体97%
4円98%
1円99%
20円96%


とかなり厳しかったですが、後半の追い上げがすごかったですね。
4月の去年対比はスマスロ元年と言ってもよい北斗との比較になるため、去年対比数字がどうなるか気になるところです。

パチンコは1番店以外は厳しい戦い


さて、もう2024年の第一四半期が終了しました。1-3月の状況を確認したいと思います。

パチンコにおいては、去年の残り福であるエヴァ、リゼロの独占市場となり、それらを攻めれない店舗はなかなか苦戦を強いられている状況でした。特に2番店が苦戦をしてる状況でした。3番店以下に関してはスロット特化型の戦略が取れるのですが、2番店はPもSも頑張る必要があることからお金が残らない状況が続いていました。そこからLT機が出てきました。
こちらに関しては客数比率8%ということで、まずまずの滑り出しを見せました。

スペック的には北斗が良くなることは誰が見てもわかる状況でしたが、他の機械が予想よりも良い状況なのは驚きでした。
スペックを分析してみると、LT突入TSとLT突入TYから計算をすると北斗、アリア、バカボンが良いという結果でしたね。プラス要素としては版権が関わってくるため、このすばなんかはここになりそうです。

この分析結果から言うと源さんなんかは難しくもあるのですが、情報が出回っている通りそういうことになりそうですね。
ここまでパチンコは大量に出ているにも関わらず先月対比も去年対比もマイナスですから、1番店以外はなかなか厳しい戦いになりますね。

スマスロの状況の良さが今後も期待できる


スロットにおいては、全員が番長待ちという状況でした。それ以外はそこそこ買って売るという流れが定石でしたね。以外だった点は、5号機、6号機ではなんとも言えない機械が初動が良かった点です。
スマスロの状況の良さが今後も期待できます。

何がとは言いませんが、今回のパチンコの売り方はなかなか厳しいものがありました。
スロットにおいても台数はかなりシビアの状況ではありました。

それでも私の取引のある1店舗経営のスロット90台の店には4台入ります。単純な話ですが情報が出回っていたので機歴をしっかり購入していました。他の会社は、機歴を買ってなくても導入している状況があり、機歴を買っていても他の店舗よりも台数を減らされたりしていましたが、今回の機械は機歴を積んでないとこは導入が少なく、積んでいるところには導入があったため、ある意味とても公平的だったとみています。

比率的に極端に厳しいとこもなく同比率でした。「この業界は単価がおかしい」とよく聞かされていましたがこの状況まで来ると、他と合わせていく流れを取らなければ衰退は免れないなと思います。

4~6月は営業計画がものを言う!第2第3の矢を準備しよう


4~6月は機械というより営業計画がものを言うと思います。パチンコは相変わらずメインのみ、スロットは前回書いた内容で番長の台数が少ないことから第2、第3の矢を準備が必要となります。高単価の機械も続々と出てきますが、とりあえずは全台少し買いの流れになります。そして改札対応でさらに余計な投資がかかります。機械はあまり買えてなくても諦めていない店舗は絶対にバラエティ戦略をしましょう。

「よそはよそ、うちはうち」と思っていませんか?それが結果としてあらわれていませんか?
まだまだやれることはたくさんあるのです。

業績は上げられます。前述している業績の上がった店舗でもやることはたくさんありました。この店舗では、私が販促を作りますし、私が営業カレンダーを作ります。私が設定を考えて、私が機械を決め、売る機械も決めます。
つまりそれだけのことが出来てなかったということです。

販促規制も変わってきて、やれることが増えています。
まずは、変わることから第1歩を踏み出してください。
このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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