CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2024-02-07
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
4円パチンコに執着すると会社が傾く



いつも船井総研 渡邊龍信コラムをご覧頂きありがとうございます。
2024年も早くも1月が終わりました。
年末には大きく投資をされた方も多いと思いますが、結果は見ての通りという状況になっております。
2023の機械投資は想像を絶しており、利益が全く残ってない状況となっており、それ以上に売上・シェアを伸ばすことが出来たかどうかが大事になっております。

今年の問題は山積み


今年の問題は山積みで、

  1. 1.
    改札対応
  2. 2.
    2024年問題
  3. 3.
    年末のスマスロAタイプ

と、さらに投資がかさみます。
業績の上がる投資ならばよいのですが、こういう何にもならない投資はやる気がおきませんね。
特に低貸専門店や小型店なんかは対応に困られてると思いますが、私は全台を改札対応する必要はないかと思っております。

今年は

機械代を落とさず粗利率を上げるのか?
機械代を落として粗利率を下げるのか?

で大きく動きがありそうです。

4円パチンコは2022/11よりも売上が少ない


1月売上の状況としては、

先月対比
全体107%
4円104%
1円108%
20円107%


昨年対比
全体101%
4円81%
1円100%
20円119%


データから見ても分かるように、4円パチンコは最低の数字で、2022/11よりも売上が少ないという異常事態です。
12月の大型販売の機械が入ったのにも関わらずこのような状況と考えるとパチンコにパワーはなく、機械代の大半を4円にかけたのに、売上は下がるというおぞましい状況となっております。

地域3番店以下はいかにスロットに注力が出来るか


地域3番店以下は4円に投資をかけるだけ無駄になっており、いかにスロットに注力が出来るか?がポイントです。
ただ、こんな話はもう1年以上も言ってるわけで、未だに投資をされていない状況を多く見てます。
私は大手企業から1店舗企業まで御付き合いさせてもらっておりますが、大手企業であっても地域3番店の扱いには困っておりました。資金に余裕があるため、スロット投資がスピーディにすすみ、軒並み業績が上がっています。

何故このような投資判断が出来たのか?
単純にパチンコは10%下がる前提で計画を組んでいるからです。
多くの企業が、計画を作る際にパチンコを維持レベルで組んでるかと思いますが、それは機械代をかけてる前提での数字になります。
4円に最低限の機械代をかけて、数字は10%下げる計算をしておくと、その分スロットを上げる必要があります。
その分スロットに投資をかける計画に作りなおしてスタートしております。

失敗している店舗は、パチンコの数字が高く、予算乖離をしており、スロットにしわ寄せがいくという歪な構造となっております。
まだ出来ていないならば、今すぐに修正をかける必要があるかと思います。
なので、2024年も引き続きスロットで業績をあげ続ける必要があります。

今の時流に合わせよう


また、以前から事例で出している1店舗経営の企業が非常に好調です。
私に相談があった際は5月で月粗利300万弱だったのですが、非常に素直に私の話を聞いてくれて、100%の行動をしてくれました。
スロット台数は40台を増台するスロットの投資、パチンコの予算減、更なるスロット増台案を含め実施してもらい、1月の業績は月粗利1,000万を達成しました。
5月までの営業計画と仕掛けを考えるとこのまますすめば1,300万が見えている状況。

なぜ業績が上がったのかを一言で言うと、「今の時流に合わせられた」があります。
もちろん、最初の段階では合ってなかったため、業績が芳しくなかったのですが、今の時流を説明すると、それをすんなり受け入れて実施するという行動を取れた事がとても大きかったです。
同じような法人を何社も見てきましたが、「またパチンコの時代がくるかも」「今はまだ、、」と仰られるケースが多いです。
それでもこの法人は「今を生きれないのに1年後生きれるわけが無い」「今のパチンコの衰退で決断出来なかったら無理だ」と判断をされて実行されました。
私が何かしたというより、この決断と行動力が何よりも大事だなと感じました。

まだまだ問題は山積みかもしれませんが、今この瞬間の業績を作ることを考えないと先は見えません。装置産業なので集客を考えていくうえで、商圏範囲が必要になるため、パチンコよりもスロットに力をいれることは必然だと言えるでしょう。
2024年もスロットイヤーとなりそうです。

このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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