皆様いつもご愛読頂きありがとうございます。船井総研の渡邊です。

パチンコ業界大変革が近づいてきました。ここまでスペックが上がる状況は、過去になかったのではないでしょうか？楽しみで仕方ありません。
直近の質問で圧倒的に多い内容はもちろんユニットの確保状況と、機械状況となります。

ユニットの確保状況はいかがでしょうか？各社様々な状況で出してきているため、希望通りに行ってないところがとても多いことかと思います。(設備メーカーの話はデリケートなのでここではしません)

全員鼻息が荒いことからも、年末の機械動向を考えても、スマスロが市場に出ることによるインパクトをかなり期待されていることかと思います。

年末商戦を戦うためには、6.5号機とスマスロが両方必須

ここで、ある程度の市場の予想をする必要があります。
半年までのAタイプ+ジャグラーの客数比率が50%超えるという状況がありましたが、現状では40%前後にまで落ちてきております。

その分だけ6.5号機投入による客数移動が起こりました。6.5号機は客数比率15%前後、多く市場に投入されている地域では25%を超えてきています。
さらにスマスロという流れになってくるのですが、スマスロを投入出来る台数がかなり限られており、5%が良いところかと思います。

つまり、年末商戦を戦うためには、6.5号機とスマスロが両方必須ということになりますので、合わせて市場客数がどれくらいいるのかということになります。

ここは市場によって異なるため、算出してみると良いかと思いますが、約40%ほどになると予想しております。そこに自店舗のシェアをかけ算することで、自店舗の客数が算出できるため、どれだけ投資すべきかがわかると思います。

ユニットや、スマスロが取れるならば悩むことなく投資をしましょう。欲しいと思っても手に入らないのが現状なので、ここを攻めることが来年の業績を1番作れる部門となることでしょう。

スマスロの話題が出るとユニットの話が出るのと同時に機械の話も出てきます。
ヴァルブレイブ、鏡、バキ、リノの4機種の評価を聴かせてくれという連絡は常に来ます。
結論から言うと、上記でもありますが、何を何台かというよりも、スマスロの設置台数が集客起点になっているため、「年内だけ」でみるならば、人気のTOP3は大差ないかと思います。

なので、スマスロの市場最大設置が最優先となります。

それでも機械1機種のみで良いと言うわけではないので、整理していきましょう。
ポイントとしては販売台数と、スペック、版権となるため、市場客数を動かすのは鏡になるかと思います。ただ、弊社が独自に行っているユーザー検索システムによると、ヴァルブレイブが検索上位にでていることから、スペックが突出しているこの機械は、私も遊技してみたい機種になります。

市場を動かすのと、人気は別ものですので、鏡は販売台数から買わないという選択肢はなく、ヴァルブレイブは欲しいけど台数が取れないということから、購入優先順位はあれど、どちらも必須という話になってしまいます。

スマスロを買えない店舗は低スロも視野に入れて

ここで重要なのが、スマスロを買えない店舗です。

年末は20円商戦が激化するので、スマスロを買えない時点で土俵に立てません。6.5号機を少し摘んでも勝負になりづらいことかと思います。よって、最優先すべきは低スロも視野に入れておきましょう。

6.5号機、6.4号機以下の人気台は未だに低スロにない店舗もありますので、そこを徹底的に攻めるようにすることが、瞬間的ですがブルーオーシャンとなりえます。もちろん、年明け以降ももつ施策ではありませんが、そこはスマート遊技機の有り無しでの差なので、やむを得ないところになります。

勝てないところで真正面から戦うより、今の業績を落とさないことが何よりも大事で、耐えることが大事です。