CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2021-11-03
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
ギャンブル買いは身を滅ぼす可能性


緊急事態宣言が明けました。人通りはかなり増えて、新幹線の稼働率も倍になり、観光も賑わっております。それにも関わらず、パチンコ業界の戻り率は相変わらずの状況です。

今までの抑圧された状況の中で、パチンコ娯楽の優先順位は低いため、まだ戻るのに時間がかかりそうです。また、新型コロナウィルスの検査件数も減っているため、実際の感染者数もわからないため、12月にはさらにもう1つ波が来そうですね。

2021年に取るべき戦略は「ミスをしない」


追い打ちをかけるかのように、機械の機歴や延期も相次いでいる状況で経営判断に悩まれていることかと思います。パチンコでは、スマッシュヒットの牙狼とガンダムUC等ありますが、2021年に取るべき戦略は「ミスをしない」ことです。うまい棒を、当てるか当てないか、乃木坂は、エヴァは、慶次は…と言い続けてもキリがありません。

撤去までにすべきこと


そのため、2022/1/31の撤去までにすべきことは、全ての機種を無難に買うです。
私がオススメしている買い方は今までの逆パターンで、慶次を○○台ください!ではなくて、機歴を1台ください(足切りの台数)として、その分の慶次を持ってきてという買い方です。
そうしないと、その場のノリと予算で決めてしまいがちな状況から打破できます。

機械代に余裕がない場合は?


では、機械代に余裕がない場合どうするのか?それは、結果の出た中古ライトミドルを買うです。
パチンコはスロットと違い、客数比率1%前後の機種が多くあります。市場に導入されて、1ヶ月経過しても客数比率が1%以上あるならば、多少買うという戦略を取りましょう。

というのも、牙狼やガンダムUCのみを多く購入して、店内移動で終わってるがために総アウトものびることなく粗利が減少しているホールを多く見ました。牙狼やUCの台数は3,4台と少ないながらも、増客に成功している店舗は同時にライトミドルの購入している店舗だったことがわかりました。

パチンコもスロットも1機種大量買いで業績が上がるのは、かろうじて1番店で、それ以外の店舗は不可能に近いでしょう。

苦しい時期が続いています。そして、この80%時代はまだまだ続くことになるでしょう。過去の成功に囚われることなく、今の状況を見据えてミスしないようにしていきましょう。


このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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