皆様こんにちは。
船井総合研究所パチンコ事業部の責任者をしております渡邊です。

緊急事態宣言が無くなったかと思いきやすぐに復活したりと営業サイドとしては振り回されている状況です。

日々営業をしている中で、「新型コロナウイルスの脅威が去ったら…」「ワクチン摂取がすすんだら…」と思われている企業は多いと思います。

しかし、現状の客数推移からみるとその現実も厳しそうです。
現状で65歳以上で新型コロナウイルスワクチン摂取(2回目)が終了した県で最も多い県は、岐阜県で、ついで佐賀県、石川県となっております。

また、去年対比での市場回復率は104%という水準の中で、この3県はその水準をわずかに下回るという結果が出ております。

皆様が営業している中で、特に影響を受けたのは高齢者層の来店が大幅に減ったことかと思います。そのユーザーは、ワクチン摂取を受けても戻ってきてないという状況ですね。
では、来年は？再来年は？となりますが、その心理は「6号機が終わったら？」「Maxが復活したら？」という心理と変わりません。そのような状況でビジネスをする人はいないでしょう。

そのため、いつか好転するのを待ちながら営業をするのではなく、「今がスタンダード」と思いながら集客策を組み、戻ったらさらに業績が上がると考えていきましょう。

表題の牙狼の件ですが、私の御支援先でも話題になっております。実際に、10店舗経営の店舗でも旗艦店用に10台を追加購入しました。
ただ、とある店舗の事例が全てを物語っています。とある中国地方の地域5番店が4円Pに牙狼を31台導入しました。その店舗は6月の客数が何人増えたと思いますか？

結果は1.5人です。

もちろん、地域5番店のため、販促も足りていなかったとは思いますが、チラシは打っているわけなので、このような状況でした。

つまり、牙狼をどれだけ揃えていたとしても、さらに持つことが出来たとしても、集客しないことには業績は上がりません。結果的には高額で売却ができるので、中途半端に稼働されるよりはよかったかもしれませんが、一過性のものでしかありません。

つまり、地域1,2店以外では買う必要はないというのが私の結論です。わかっていたかとは思いますが、300万を回収するのに相当な期間を要するため、なかなか手は出なかったと思います。
次に多い質問はその代替案です。

私が提案しているのは、大工の源さんですね。
大工の源さんは相場も落ちてきていることから、手が出やすくなっています。そのため、ミドルとライトの増台を積極的に行っていってます。CR機のトップ5を見ているとわかりますが、どの機種はどの台に動くということを予測することができます。それを考えると源さんミドルが増台候補にあがりますね。

ただ、客単価が低くなりがちの5番店においてはミドルのハードルは高いため、そういった店舗は1円でも非常に稼働のする源さんライトを増やしています。
以前コラムでも事例を書いたように、高稼働、高玉利が実現できる素晴らしい機種になっておりますので、ここは狙い目だと思います。

まだまだ機種はたくさん出てくるものの、機会代を満足に使えない店舗が増えているのもあり、加えて機会を待ちすぎて何も仕掛けていない企業が多くみられます。
お盆には仕掛けをしましたか？

どんなに機械を頑張っても仕掛けをしないと意味はありません。そのため、お盆には必ず仕掛けをしましょう。そして、次に仕掛けをすべきは10月です。
11月になると過去最低の業績を更新することになります。そのため、年金支給かつまだ市場客数がいるうちにアプローチを必ずかけましょう。でないと、11月に持ち堪えることができなくなり、余計に常連客が離れていくことになります。

パチンコ事業は粗利率を変えることができます。そのため、コロナのご時世でお客様に相当負担がいっているのも事実。私がweb集客の提案を何度もしているのは業績があがっているからですが、否定的な企業が口にするのは「常連を大事にしたいから」といいます。

絞れるだけ絞りとるのが大事にすることなのでしょうか？集めたお客様で売上を上げて、粗利率を下げてあげることがなによりも遊ばせてあげられると思います。
今、機械パワー以外で業績を大きく上げるのは、スロット×web集客です。過去のコラムでも何度も取り上げているので、ぜひご一読ください。