皆様こんにちは。
船井総研　渡邊です。

2021年早くも第一四半期が終了し、繁忙期であるGWが目の前に迫ってきております。当たり前のようにGWで仕掛けをすると思いますが、GWに行おうとしている仕掛けの傾向をお伝えします。特に多い部門は、高単価増台や装飾変更です。新型コロナウイルスが猛威をふるって1年以上が経過しましたが、未だ客数は戻ってきておりません。

しかし、それでは業績が戻らないため、売上アップのための集客策が必要です。そのため、そこまで大きな投資をかけることなく、得意とする戦法で集客を狙うという企業が多いです。集客を得意とする企業は高単価増台を控えているかと思います。守りの企業はかなりの打撃をうけることになるでしょう。

ただ、重要なのはGW明けになります。
ここでの落ち込みは過去の状況から見てもダントツで落ち込むことが予測されます。そのため、GW前、GW中、GW明けと3段階で仕掛けをする必要があります。そして牙狼に繋げていかないと、牙狼までの利益確保が難しくなり、競合からは稼働アップ調整でさらに差をつけられることになります。
上記の流れで予定されている企業は、

• GW前 : 高単価増台


• GW中 : 装飾変更リフレッシュ


• GW後 : 低貸増台

の流れが多いです。
GW中の売上最大化をとるための高単価増台、5/5のゾロ目にむけた装飾変更、さらに高単価客が減る時期にむけた低貸しです。


状況によっては、低貸増台をネガティブに捉える方も多いです。コロナマーケットをしっかりと制するためには、目まぐるしく変化する客動向を捉えて、臨機応変に対応することです。GW明けの低貸増台、目的はこの低貸部門で利益をしっかり上げることです。

まずは全貸玉における台粗利表を作成しましょう。そうすると面白いものが見えてくるかと思います。御支援先のデータから見ると、台粗利の高い額で並べていくと、５円スロットが良く上位に組み込んでくるというデータが取れています。特に６号機×５円スロットで多く利益を残せているケースが多いです。その店舗では、バジ絆2、モンキーターン4、サラリーマン番長2、Reゼロが高い台粗利を稼いでました。

そのため、20円S→5円Sにする際には、そういった機械を多く入れるようにします。今後、撤去に向けて中古機購入がすすんでいると思います。何の台を導入するかで悩まれてるかと思います。店舗によって状況は異なりますが、過去のデータを見ていくことで5円スロットでの撤去対応や、増台での利益アップの手助けとなることでしょう。


上記の仕掛けをすることも踏まえて2021年を生き抜くために必要なキーワードは「売上アップ」です。
業績が悪化してくると、「営業利益」であわせるようになり始めます。そうなってくると、今は良いのですが、先々をみると成長性が損なわれます。2020年以降から機械情勢は均一化しており、中堅以上の店舗は品揃えが同じになっています。

機械が当たらないとは言いますが、当たり始めると資金力でどんどん差が開いていきます。そのため、差の広がりづらい年内のタイミングで、もっと売上を上げることへの取り組みを続けていかないと、今後もあげることが難しくなるでしょう。

ほかの記事でも書いているweb集客などもすぐに実施していくのがよいです。
売上を上げることから目を背けず、前を向いて、集客し続けましょう。