CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2022-02-02
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
確実に業績が下がる時代ですべきこと


コロナ禍の現状を受け入れてできることを早急に


店舗としては業績が下がっている


2月に入りCR機、5号機の大半の撤去が終わりました。オミクロンの急速拡大も相まって、状況的には良いとは言えません。

客数全体としては82%になっており、それに伴って売粗減少。パチンコの新台が好調のおかげで粗利が取れやすい状況はあるのですが、スロットの新台が不調で粗利が取りづらいこともあり、店舗としては業績が下がっています。

「コロナが」というワードが飛び交っているかと思いますが、スペイン風邪の流れからも考えると、この状況はまだ2年は続くことが予想されます。つまりは、今の現実と現状を受け入れて出来ることを早急にすべきです。

今は動くべきではないという考えは非常に危険


今は動くべきではない、コロナが落ち着いたら投資するといった考えをしている企業は非常に危険です。それでも出来ること、動けることはありますし、年末年始における4円増台といった集客企画を行った企業は非常に良い業績を残しております。

情報格差で業績に差が出てくる!情報収集に投資をしよう


無料の情報には罠がある


このような状況が続くと、大変な事件が起きてきます。ひとつは情報格差です。
有料の情報ツールを解約し、無料の情報にすがろうとすることが起きており、情報操作をされていることが多いです。

具体的には、メディアシステムや、SIS、集客ツールを解約していることが多いです。では情報はどこから取るのかというと中古機相場だけを見ているケースが多いです。新台の稼働の善し悪しも中古機相場で判断をするということが起きており、情報操作をされていると感じる会話をよく聞きます。

視察を多く行い業績アップのヒントをつかむ


あくまでも指標としては良いのですが、自店舗、競合、商圏での調査や分析、視察を怠っていることが増えてきており、対競合に対して出遅れているケースが多いため注意が必要です。経費削減で動くのは良いのですが、その場合は足を運んで情報を取るようにしましょう。

競合店舗や少し遠くに店を視察する機会も大幅に出ていることかと思います。しかし、業績アップのヒントは確実に転がっていますので、視察を多く行いましょう。

仕掛けるタイミングはGW・お盆・年末年始


動くべきタイミングは決まっている


もうひとつは、仕掛けの格差です。パンデミックが続いているため業界の動きに延期や、不透明な部分が増えております。それでも動くべきタイミングは決まっており、GW、お盆、年末年始です。

去年の状況を見ても、このタイミングで仕掛けた店舗は好調であり、集客も上手くいっています。一方で、動かなかった企業は総じて競合店にシェアを奪われているケースが多いです。
一方で業績が大きく上がらなくとも下がらなかった企業も存在しています。
それは、大きな投資をしない集客施策です。

web集客は大きな投資をせずとも効果あり


一部の装飾変更を行い、web集客を行うことでの集客を狙っています。
ターゲットを若者中年に絞り、web集客を行うことで、投資を抑えながらの集客施策のため効果があります。

コロナ禍はまだ続く!出来ること動けることを考えよう


コロナ禍はまだ続きます。不透明な部分が多く消極的な対応を行ってしまいがちです。

しかしながら、先述のとおり調査や分析、視察への投資など、出来ること動けることはあるはずです。
視察を多く行う、投資のコストを抑えながらできるweb集客を行い良い業績を残していきましょう。

このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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