はじめまして、この度コラムを書かせていただく事になりました。現役のパチプロの[まっつん]と申します。

まずは簡単な自己紹介

私自身、現在「パチプロ生活8年目」で。現在主にパチンコ機種を中心に、日々パチンコ店に通わせて頂いております。
併せて、数名の打ち子の面倒も見ている「プチ軍団」も纏めていたりしています。
そんな私ですが、『ホール営業の参考になるかもしれない』プロ目線としてのご提案をさせて頂ければ･･･との思いから、当コラムの投稿となりました。

今後、全4回にわたる特別コラムにてお付き合いの程、よろしくお願い致します。

さて、今回のテーマはメイン機種の統一運用について･･･です。

メイン機種の統一運用は是なのか？否なのか？

では早速、今回のテーマの『メイン機種の統一運用は是なのか？否なのか？』についてですが、最も重要なポイントが、『そもそもその「メイン機で頑張る」のは誰のためにあるのか？』と言う部分になると考えています。

当たり前ですが、「特定された日だけを目当てにその日しか来ないプロ」を対象にしているのではなく、『日頃来て頂いているお客さんのために頑張る』のだと私は思っております。
ただどうしても、ホールがお客さんに来てもらいたい日（等）は、どうしても情報感度の強い人から集まってきますので、ホール側からすると一部の「招かれざる客」が来るのは致し方ありません。

しかし、それを踏まえた上でも「一般のお客さんに気付いてもらうため（＝分かりやすくする必要があるため）」にも、メイン機種の統一運用と言うのは必要だと私は思っております。

現実的には…?

ですが、現実的な話をすると･･･
メイン機種の統一運用をしたら『全部、軍団や専業に埋められて終わるじゃないか！』とかよく耳にします。
しかし「1機種全台統一」をやめて「単台運用」をした場合、今度はその台に一般の方がたどり着く可能性は『ほぼ0に近い』事になります。
逆に『プロレベルの人は、その１台にたどり着ける』可能性が高く、結果的に「単品運用はプロが圧倒的有利」になります。

そのような観点から私は、メイン機種の統一運用は必要だと思いますが、だからと言って、『全台を、パチプロが１日占有するような台を用意する必要は無い』と私は思っています。

そこで･･･

プロが「1日中は打ちきれない」と思うメイン機種の運用論とは?
具体的には『どのような運用が好ましいか？』

例えば「エヴァ咆哮＝10台」全部を、対象機種とします。
その機種であれば、仮に1000円スタート＝ 20回転だったとします。朝イチ座ったパチプロは閉店まで台を手放しません。この状況では、確実に１日中プロに打ち切られます。

ですので、他一般の方に打っていただきたいような場合は、「10台中半分」がプロがギリギリ見切って捨てる台がある事で、還元対象機種はと私は考えております。

その数値を、主要機種の具体的な数字で申し上げますと･･･

• エヴァ１５咆哮～1000円スタート＝18.0回
• Re：ゼロ鬼がかり～1000円スタート＝18.5回
• ガンダムユニコーン～1000円スタート＝19.5回
• 大海物語5～1000円スタート＝18.0回

こんな感じ数値が、1機種の中の半分くらいを混ざっていたら、パチプロは耐えきれなくなって途中で入れ替わります。

稼働率アップの為に『プロでも軍団でもウェルカム！打ち切ってくれー』の様な場合は、プロが喜ぶ状況ならいいと思いますが、大半はそうではないと思われますので、ぜひご参考にしてみて頂きたいと思います。

追記

追記として1つ問題があります
プロ連中が打っていて「エヴァの1000円スタート18回」ですと、一般の方が打ったら「16.5～17.0回転くらい」まで若干落ちてしまいますが、それはもう仕方ない事だと思います。
仮に、一般の方が打って1000円スタート18回転くらいの台の場合は、プロは20回転近くまで回せますので、絶対に手放さなくなってしまいます。

結論

メイン機種の統一運用と言うものがあるとして、『プロ連中に全部埋められて困っている』と言った店長様がいらっしゃりましたら、その１機種の中で「プロにとって、ギリギリのハズレが混ざっている」と、一般のお客さんのも良い結果が生まれます。

そうすることでお客様の入れ替わり（プロ⇒一般ユーザー）が発生しますので、プロがギリギリ打たないと言った数値などを知っておくと、今後のパチプロ対策に使える場合があったりすると思います。(もし具体的な数値が知りたいとおっしゃる店長様がいらっしゃりましたら連絡頂けたらお伝えします)

変な話ですが･･･
単純に「私がされたら困る事」＝「パチプロ対策」になります（笑）。一応ご参考までに。
正直な話、私はメイン機種の統一運用の中で、ギリギリ打ちきれない台(もちろん損益ボーダーはプラスの台だけど、イマイチ日当ラインに届かない)が一番厳しいです。
ちなみに、「ボーダーラインに届かない」という台には、プロ連中は座りません。

最後に･･･

メイン機種の統一運用は、一般の方に向けてと言う点では『めちゃくちゃ良い』と私も感じております。(『頑張っている』の意思が可視化されるため)
しかし、「頑張り過ぎ」ては、朝イチから閉店まで人が変わらず、結局全部プロが喜ぶだけで終わる。
プロが少ないエリア・店舗でしたらあまり問題は無いのですが、プロレベル人が多い地域ですと、一般ユーザーからのクレーム等含めて、様々な問題が起きる事にも繋がります。

『普段より楽しめるんだけど、ギリギリプロが打ちきれない数値』を知った上で、1機種の中にその数値台があると良いです。
１周回って一般の方に楽しんで頂けると思います。
スロットでもフェイクや単品を混ぜると思われます。パチンコでもフェイク台があっても良いのではないでしょうか？

そして、パチンコ・スロット集客に欠かせない一つのツールに、SNSの告知戦略ですよね。
次回はSNSのアルゴリズムについてのコラムとして書かせて頂きますので、是非お付き合いの程よろしくお願い致します！

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