CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2023-06-07
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
5月の業績で今年の業績が決まる?パチンコ規則改正は救世主となりえるか


皆様いつも渡邊龍信コラムを見てくださりありがとうございます。
GWも終わり6月に差し掛かり少しずつ暑くなって参りました。

私は未だに抽選並んでスロットを打つユーザーですが、朝並びも少しずつ暑くなってきており大変になってきております。
北斗は相変わらずの人気ぶりを見せており、スマパチはあまりふるってないという状況です。

スマパチの感想は先月お伝えした通りで、スマパチの性能の状況に関わらずパチンコの状況的な影響と調整面に難ありですね。

内規変更に伴い、パチンコも大きく変わってくることになりますが、ポイントはスロットと明確な時間当たり差別化になるかですね。
ただ、一旦今の営業はスロットに集中するのが必然かと思います。

5月に業績を上げた店舗の要因は?


さて、5月の業績はいかがだったでしょうか?
去年対比での売上で125%を越えられていますか?
スロットは去年対比で134%という数字を記録しており
スロットのトレンドに乗れている店舗は業績を伸ばしております。

私の支援先の平均を見ても170%あり、高いところは190%まで上がっております。
そこまで上がる要因として「きちんとスロットを上げに行ってるから」です。

一方パチンコがかなり悪い状況で83%という数字はざらです。
パチンコが落ち込んだ分、スロットできちんと業績を上げられた店舗は非常に調子が良いです。

「きちんと上げにいった」とはどういうことかというと以下の3つが挙げられます。

  1. 1.
    スロットに機械代の8割を投じている
  2. 2.
    スロットの粗利率を下げ、売上を上げに行ってる
  3. 3.
    販促費を上げ、スロットにかけている

1.スロットに機械代の8割を投じている


スロットがアップトレンドとはよく言ったものですが、その状況は誰でも知ってるのです。
そのため、大手企業も十分に投資をかけてくるため、スロットで業績を上げようとするとスロットにかける機械代を上げにかからなければいけません。

パチンコは機歴のみに留めといてそれ以外はほとんど最低限に抑えるなどをして攻め切る必要があります。今までの機械購入比率でいったところで売上は対してあがりません。今はスロットを買い続けることがベターでしょう。

2.スロットの粗利率を下げ、売上を上げに行ってる


特定日の集客が過去最高のホールが増えてきております。昨年対比1.5倍はざらで、主にスロットで増えてきております。
こういった集客が上手くいってるホールで勿体ないのが「抽選後に帰られる」ことです。

こういったホールは特定日が上手ではなく、機械頼りの営業をしているホールに多々あります。
大型店ではそれでも良いのですが、機械もあまり買えていない500台規模のホールで抽選150-200名並んでも80名くらいしか残らないホールは注意が必要です。

結局、ユーザー目線で立ててないことが多く、「どうせ、北斗とカバネリとジャグラーだけでしょ?」と思われてるからこのような事が起きています。
これらを一気に解消するためにも、バラエティ戦略は視野に入れておく必要があるでしょう。

3.販促費を上げ、スロットにかけている


過去最高の集客が上手くいってるホールの背景に販促費があげられます。
広告規制統一化の流れがある中、今までよりも販促で出来ることが増えてきております。
それなのにも関わらず販促費が変わっていないホールが散見されております。

強いホールは販促費に粗利の7-9%かけて外部集客を徹底的に行っております。
もちろんバナー広告なども含まれていますし、LINEを全力でやっているところもあります。
少なくとも、販促をやれることが増えたのに増やさないのは何故でしょう?

それは、「販促」と「装飾」を勘違いしてることもありますね。
やれることが増えたならば外に向けて徹底的に伝えるようにしましょう。



スロットアップトレンドは間違いなくきており、2023年はスロット1本になりそうです。
そんな中5月で業績があまり上がってないならば、やり方を大きく変えていかないと手遅れとなりかねません。

この先機械は出てくるものの多くいく機械は秋頃となり、それまでの機械は2番煎じとなるため、そこで上げていくにはそれ相応の覚悟と行動が必要となります。
コロナ前比較で全店増収増益のチャンスをスロットでつかみ取りましょう。
このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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