CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2022-03-02
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
年末リニューアルから学ぶGWにすべきこと



魔法の言葉は「検索キーワードのトップ10を教えて」。
その検索キーワードの上位に「店舗名」が入っていたら、危機感を覚えましょう

ロシアとウクライナによる戦争が起こっており、世界経済や株価の影響だけでなく、日本の酪農産業にも影響が出ております。風が吹けば桶屋が儲かるでは無いですが、少しずつ歪みが生じてくるでしょう。

日本国内においても、新型コロナウイルスの感染者数は留まることを知らず増え続けており、重症患者も増え続けています。2月の昨年対比でみると、全ての貸玉において減少しており、高射幸機の撤去とのダブルパンチで業績は落ち込んでいます。

機械購入して業績があがっているか見直してみよう


パチンコはアップトレンドで、スロットはダウントレンドの状況も変わらないのですが、今1度見直して欲しいことがあります。

それは、「機械購入して業績があがっているか」です。確かに購入した新台の稼働は良いでしょう。しかし機械購入相応の店舗売上、粗利が上がっていますか?店内移動しか起きていないならば、それは業績が上がっているとは言えません。投資を見直してそれ相応の集客をしていかなければなりません。

リニューアルで増台が成功する店舗としない店の差とは?


年末のリニューアルで最も多かったのは4円パチンコ増台でした。形態は様々で1円減台、スロット減台と様々ですが、増台が成功する店舗としない店には明確に差が存在しています。

成功事例 ①


事例①では、4円を280→320台にし、エヴァ30、ユニコーン10、他機械10を購入しました。機械も揃っておりますが、玉利も0.3→0.26と4銭というように落としています。また、20円Sを1box減台したのですが、その総アウトは減らすことをしないように取り組んでいる状態です。

成功事例 ②


事例②も同様で、4円を増床しております。機械はエヴァ14台、ユニコーン6台、牙狼5台、他12台という購入です。玉利も0.28→0.23まで落としています。

失敗事例


失敗事例は、4円増台スロット減台です。購入はエヴァ7台、ユニコーン2台、北斗慶次2台、他12台です。玉利は0.26→0.31、20円も減台して稼働は微増で総アウトも落としている状態です。

成功するためにGWにすべき4つのこと


必要なことは

  1. 最新台
  2. メイン機
  3. 玉利
  4. エリア拡大

です。

①②は言わずもがなですが、パチンコがいいというよりもパチンコの新台とメイン機の稼働が良いという状況ですので、ここが揃ってないとどうしても業績を上げられません。加えて③が必要になって来ます。①②③の時点でどれだけハードルが高いものかが分かったかと思います。

ただそれらのことは全て④が必要だからです。

スロットのユーザーは、パチンコのユーザーに比べて15分ほどエリアが広がります。そしてそのユーザーがパチンコに約8%移動していることもあり、条件範囲を広げることが容易となってきました。

エリアを広げるにはWeb集客が効果的


そのため、パチンコでの集客をする際にはエリアを広げる行動が必要です。チラシ系で反応するユーザーは2次商圏外から来づらいため、Webによる集客が最も効果的です。特に元スロット客に対しての、メイン機や最新台の機械をアプローチするとより効果的で、スロットとの回遊も見られるため増客効果があります。

直近の船井総研のセミナーでもこちらは事例付きて詳しく触れているので、ご興味がありましたらご参加くださいませ。

パチンコが時流であることは誰もがわかっているけれど、並大抵の仕掛けでは大手に被せられて終わってしまいます。そのため、自店の投資をより最大限に高めるためにも、Web集客にこだわってください。


このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
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