CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2022-05-04
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信
2022年は2021年よりも機械代がさがるのか?


2022年の計画は機械代を削減するという内容が多い


GWの仕掛けの状況はいかがでしたでしょうか?予定されている数字を達成出来た店舗もあればそうでない店舗もありますが、明暗をわけたのは「本気で集客」を目指したかどうかでした。

やはりパチンコでの仕掛けをするには機械が必須の状況でしたので、機械無しの4円増台は2022年の計画として2021年よりも売上粗利を伸ばし、かつ撤去問題が安定したので、機械代を削減するという内容が多いです。

スロット相場が一気に崩れると予想される


パチンコは相変わらずのアップトレンドで106%推移が続いており、スロットも相変わらずの94%推移となっております。唯一変化があるとすると、6.5号機の登場により、高値安定していたスロット相場が一気に崩れることが予想されます。

6,7,8月の機械が続々と発表されておりますが、販売台数から考えると希望通りに機械が取れていない現実があります。となると、元々予定していた機械代予算よりも下がることが想定されます。そこで注意しないといけないのは、「不必要に予算を使わないこと」です。

増産分をきちんと抑えに行く、機歴作りに行くことを目指そう


ただでさえ欲しい機械が手に入らず、かといって集客をしないといけないという気持ちはわかります。でも現実は、エヴァ、リゼロ、ユニコーン、最新台で客数の40%近くありますし、ジャグラーだけで50%近くのエリアもあります。

次から出てくる機種で無理やり1発を当てに行くより、よく分からない台をとりあえず抑えに行くよりも、増産分をきちんと抑えに行く、機歴作りに行くことを目指した方が良いです。冒頭でもお伝えしましたが、購入しても業績の上がらない高値の機械が軒並み暴落することが予想されるため、6.5号機を様子見の店舗はその時にラインナップを揃えておくことが良いでしょう。

6.5号機にはかなり期待が持てるが…


また、私のお付き合い先では今年検定の切れるアイムジャグラーを買いにいっていました。理由はメルマガ等にも書いておりますので、割愛致します。

前回のコラムでも書きましたが、6.5号機にはかなり期待を寄せております。だからといってパチンコの射幸性に届くことはありません。スロットユーザーがパチンコを遊技している状況を止めるまでには至らないでしょう。

あくまでも、現段階でスロット集客が上手くいってる店、この1年半の間にスロットの投資を全く行っていなかった店の場合には救世主となりえるでしょうが、投資対効果が良いとは言えないでしょう。コラムでも事前準備をとお伝えさせてもらっておりましたが、その意味がわかるかと思います。

何のためにするのか?を考えよう


希望台数通りの機械は入らないため、必然的に機械代が下がることにはなりますが、その使い道は粗利率を下げるのか、機歴をつくりにいくのかは店舗次第ですが、2023年の逆算で動かないと、売上も粗利も上がらないという1番悲惨なことになります。

今一度、何のためにするのか?を考えて行動にうつすようにしてください。

このコラムを書いたのは
株式会社船井総合研究所
アミューズメント支援部
シニア経営コンサルタント
パチンコグループマネージャー   渡邊 龍信

国立大学 理学部数学科卒業。国立大学大学院 応用数学科卒業。アミューズメント支援部新卒入社史上最年少でチームリーダーに着任から、最年少でグループマネージャーに着任。400台以上の大型スロット専門店立ち上げ実績は10件以上携わっており、スロット増台成功実績は40件以上、多数の20円スロット業績アップ実績をもっている。直近2年間の高射幸機に頼らない増収増益方法を指導しており、20円スロットの業績アップの実績は、元スロプロで培った超ユーザー目線と、大学での数学の知識を駆使した数理マーケティングで「 高精度な 」時流予測とスロット機種分析によって実現している。
PR