CFY COLUMN
シー・エフ・ワイ コラム
2022-02-09
とあるパチンコ店の   ブロック長
~リアル現場の取り組み内容!~ 即実戦可能な黙示録【とあるパチンコ店の ブロック長コラム】



はじめまして、私は現在複数店舗の業績向上のために店長が考える店舗が作れるように協力しています。世間では、ブロック長やエリア長的な呼び名に位置しています。

数か月に渡り、担当している店舗で実施している内容やこの先実施するために準備している内容を掲載させて頂ければと考えています。よって、機械の評価などではなく店舗オペレーションの話や運営の話がメインになります。

店舗ビジネスの中心は店長であり、店舗の風土などは店舗のNO.2的な立場の方の影響が大きいと思います。私の立場は店長が考えている店舗の実現のために本社本部との調整や店長が会社のルールから逸脱することがないようにフォローする立場であり偉いのでなく役割が違うと考えています。

さて、2月に入り一部の地域や店舗を除きCR機と5号機が撤去されました。スロット依存型のホールやスロット専門店は非常に厳しい時代に突入すると考えられます。この話は昨年以上前からわかっている内容であり準備する期間は十分な程ありました。担当で準備した内容を少し掲載させて頂きます。

顧客の固定化をするために会員獲得の実施!


これは実際取り組まれているホールが多いと思います。特に転入時期(3月4月)に力を入れて実施するべきであります。会員獲得数を競わせるのも面白いです。インセンティブがあるといいと思います。インセンティブは、金一封や商品もいいと思いますが賞状でも十分効果があります。

非常に効果がある方法は、スタッフの前(人前)で誉める事です。店舗内で競ったり、店舗対抗で競ったりするのもいいと思います。途中経過を発表して取り組みの中だるみを阻止することが大切です。

そして、もっとも大事なのは次に記載する内容です。

新規会員様をリピーターさせ、固定化させる!


非常に難しい事ですが、ビジネスには「二八の法則」とも呼ばれているように2割の顧客で8割の売上を形成していると言われています。2割の顧客は入れ替わりがありますが離反よりも新規が増えれば自然と売上が増えるという事です。

では、どのように取り組みをしていくか?ですが、まずは入会した担当がお客様を覚えることから始めます。入会申込書にはお名前がありますので名前を覚えます。ポイントはここからです!入会した際の担当が次回出勤の際にお客様が来店されていた場合に必ずお声掛けを行います。「先日は入会していただきありがとうございます。」などでいいと思います。

この声掛けを出来るだけ回数を重ねます。インカムで他のスタッフにもお名前で来店されている事を教えあうようにするとお客様の名前と顔が店内のスタッフみんなで共有できるようになります。覚えてもらえているお客様も悪い印象を持つ方は少ないと考えています。スタッフの休憩室にお客様ノートなるものがあって共有している店舗もあります。記載内容によっては個人情報にあたるので気をつけなくてはなりません。

入会して頂いたお客様へのお声掛けを何回できたかをスタッフ同士で競い合うのもやり方次第であると思います。

顧客の離反防止策


来店された方が次回来店してもらえるかが店舗ビジネスにおいて非常に大事な部分であると思います。特にパチンコ店においては一人来店も考えられますが複数人来店の方も結構多くいらっしゃいます。複数人来店のうちの1名が非常に悪い印象を持っていた場合に複数人の来店がなくなる可能性が多いと思います。これは皆様も経験があると思います。

例えばコンビニが2店舗近くにあって複数人で行く場合に1名がAコンビニよりBコンビニに行きたい。なぜなら、Aコンビニは・・・と、悪い印象を伝えると一緒に居た仲間も悪い印象になる可能性があります。

店舗ビジネスにおいて離反されないようにするとは、マイナス面の削減です。マイナス面がなければ再来店のチャンスがあります。パチンコビジネスでプラス面は出玉になると考えますので全てのお客様に対しては難しいことですがマイナス面をなくすことは出来ると考えます。

スタッフの接客・接遇態度や設備面などがプラス要素は少ないもののマイナス面で大きく関係します。特にスタッフに関しては大きいと考えます。

景品原価率の引き下げ


パチンコビジネスにおいては、機械代などの設備投資が販売管理費の中で大きな要素となります。人件費や広告宣伝費も機械費に次ぐ状態であると思いますが、商売の原則に戻って考えてみてください。

売上から仕入れと経費を引いたものが利益です。あたり前の内容ですが我々は経費の中の機械費ばかり目がいってしまい仕入れの部分が疎かになっている企業様が多いと思います。特殊景品の手数料の見直しや一般景品の原価率を見直すことで売上総利益が上がります。取り組みされていない場合は、取り組みすることをオススメいたします。一般景品の原価率は少し注意するだけで改善されていきます。


今回は、3点すぐに取り組みができる内容をご紹介しました。実際に現場にて取り組んでいる内容を今後も共有させて頂ければと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。

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このコラムを書いたのは
とあるパチンコ店の   ブロック長

四年生大学工学部を卒業し新入社員でパチンコホールへ入社。最優秀社員賞や優秀社員賞を受賞。最優秀店舗賞も店長時代に受賞。その後26歳でエリア長となる。ペガサスクラブや流通業のチェーンストア理論を学び転職。ブロック長・エリア長・営業部長などを数社にて行う。駅前店、郊外店、大型店、小型店と色々な形態の経験を行い、グランドオープンやリニューアルオープン、M&Aなども経験を重ね現在に至る。